毎年恒例東京国際映画祭インタビュー/ブルーム・オブ・イエスタデイ編(現在全国公開中)

リュック・ベッソンの『グラン・ブルー』主演で一斉風靡したジャン=マルク・バールさんが先月の第30回東京国際映画祭で初来日。

NY帰国後での慌ただしさでどんなプログラムがあり、来日アーティストも把握できないまま東京国際映画祭に突入しました。映画や俳優哲学について色々お話伺いました。すごくナチュラルでフレンドリーな方でした。

フレンドリーなジャン=マルク・バールさんと。主演作ポスターの前で

2015年(『ニーゼ』)、2016年(『ブルーム・オブ・イエスタデイ』と「これは見応えありだったー!」と感じた作品は監督インタビューを敢行。それらインタビュー作品が毎年連続して東京国際映画祭グランプリを受賞していて、受賞結果を聞いた後の監督や出演者と喜びを分かち合うひとときは東京国際映画祭への思いいれに繋がっています。その喜びは賞レース云々より、そのことで作品が広まる可能性が生まれるからなのですよね。インタビューをしていて本当に制作の苦悩をひしひし感じます。

クリス・クラウス監督とダニー・クラウスプロデューサーと川嶋一実
クリス・クラウス監督とダニー・クラウスプロデューサーと

2016年のグランプリ受賞作『ブルーム・オブ・イエスタデイ』は9/30のル・シネマを皮切りに全国で現在公開中!『4分間のピアニスト』で世界を虜にしたクリス・クラウス監督の最新作です。『4分間のピアニスト』のヒロインも成熟した大人の女性として登場していますよ!

その時の監督インタビューはこちら🔽

ホロコースト×ラブコメディ?!『ブルーム・オヴ・イエスタディ』 クリス・クラウス監督インタビュー

ホロコーストを題材にした本作は、監督のおじいさまが実はナチス軍だったことを知った時の衝撃により作られています。いわば本作の製作は凄惨な歴史と向き合ってきた監督の道のりでもありつつ、とはいえ描かれるヒーロー、ヒロインがクレイジーで異色のラブコメ(笑)。最後には希望も描かれていておすすめの映画です。

日本という国が今どこに向かおうとしているのか不安真っ只中な世相の中で私も真剣にインタビューに挑みました。国を超えて響くメッセージに心打たれました。

と前置きが長くなってしまったので、ジャン=マルク・バールさんのお話は次のページへ。