【TEDx 登壇無事終了】ご来場・応援ありがとうございました✨

「”飛び込む力”で自分の道を切り開く」をテーマに18分間TEDxでスピーチしました。言葉が通じなくてもなんとかなるだろうとNYにひとり飛び込み、憧れのアーティストたちとの出会いやフィラデルフィアでの主演舞台までの大冒険、そして教室のはじっこで葛藤を抱えた小学校時代と、オーディエンスの皆さんと一緒に時空を駆け巡りました。ご来場ありがとうございました!


目指したのは臨場感。作り物ではなく生身の自分でしっかり観客席とエネルギーを交換していくこと。

TEDxUSH
某映画監督に「売れて欲しいから整形して顔変えたら?」と言われた20代。ようやく笑い飛ばせる時がきた!過去ノイズを真に受けてしまった自分に区切りをつける意味でもあの時の心の引っ掛かりからスタートしようと決めたのは本番数日前。これまでにないパターンを選択するほうが私の人生的にもチャレンジングであろう予感とともに。

私自身が過去をその場でリアルに経験していく語り口に変えよう。その方がきっと伝わる。

人は好き勝手なことを言うし、見たいように物事を捉えて解釈する。

他人と違った考えや、高い理想、目標を掲げるほどに試練もやってきます。起きること全てを糧にして自分の生き方で勝負しようと決意し30才目前に控え、外の世界に飛び出すストーリーは個性、多様性の話に繋がっていきました。

フィラデルフィアで主演した舞台の創作プロセスもちょっと変わっているので理解されにくいだろうと、メディアでも話してきませんでした。

そもそもダンスが苦手でミュージカルをあきらめストレートプレイを選んだのに、2012年アメリカに到着すると

ディレクター「主演はヒトミ。タイトルも『HITOMI』。あとダンスもあるよ」

私「ダンス!?振付すぐ覚えられるかな(苦手とは言い出せない)」

ディレクター「大丈夫!振付はあなたが考えるから」

私「?!」

大胆に挑戦させてくれることはありがたい。でもどうなっちゃうんだろうか、というドキドキなスタート。

当時の舞台のリハーサルではあらかじめ用意された台本はなし。ディレクターが出したお題を元に俳優が演技をして、ディレクターが面白いシーン、表現をピックアップして作品を構成していきます。俊敏性と、俳優自身が持っているリアルなものが求められます。一か八か、何が飛び出すかわからない表現に突き進んでいく感じで、今でも思い返すと心臓が痛みます(笑)瞬間の勝負といったところ。

そうして、フィラデルフィアでの主演舞台は東京のビジネスウーマンがオフィスで地震に見舞われ、机の下に潜り、外へ這って出てみると福島に降り立った牛になっていた、という、ストーリーからスタートすることになりました。(その後は私の旅やNYのアクターの911のシーンと繋がっていきます)

 

どういう話なんだ!?という感じですが、身体を動かし即興で生み出していくと、当時テレビで見た光景とシンクロしていくので感覚が研ぎ澄まされていきます。

当時持っていたのは情熱と沸き立つ好奇心だけ。語学もできないままアメリカに飛び込みその都度障害を乗り越え、実現させる。本当に「飛び込む力」はムリだといわれることすら叶えてしまう魔法です。

そして今回のプレゼンテーションは「らしさ」とのせめぎ合いでした。

TEDらしさと自分らしさ。

TEDやTEDxの理念は世の中にアイディアをシェアしていくこと。

でも「こうあるべきだ」「こうしてください」と訴え続けるのは堅っ苦しくて窮屈です。

世の中は可能性に溢れ、周りのジャッジを気にせず思うままやってみたほうが人生とってもスリリング。直感を信じて突き進んだ先に待ち受けていた私の未来を一緒に体感して頂けたら、頑張ろうとする誰かの肩の背中を押せるかも。楽観的に一歩を踏み出すきっかけになったらいいな。そのためにも等身大でステージに立つ。

スピーチ後、女の子が駆け寄ってきて「海外に行くタイミングを悩んでいたけれど、やってみよう!という力が湧いてきました☺️」と話しかけてくれました。そのことがただただ嬉しいです。

本当に大切なことは自分の心が良く知っていて、自分の心に問いかければ自ずと答えは見えてくる。だからこそ普段からどれだけ自分の心と身体とコネクトできるか。心の声に思い馳せ、行動できるかが日々大切なのだと思います。

そして、ひとつ言えるのは、他者に委ねず、行動し続ける人生の方が圧倒的に楽しいということ。やる!と選択して前を向くとイメージ通りに道は開けていくものだという確信は、これから映画製作という新しい挑戦に向かう私自身を力づけてくれるように思います。

毎度ながら色々と試行錯誤で渡ったことのない橋を渡り続けました。どうしたらメッセージが伝わるだろうか、練習に付き合いフィードバック下さった皆さん、応援してくださった方々に心からのお礼を。劇団木霊時代の先輩で文学座の演出家 五戸真理枝さんにはリハーサルに付き添ってもらい、後輩にもすごく助けてもらいました。

ひとりで飛び出していっても一緒に歩んでくれる友人や仲間の存在に気づけたことも大きな喜びです。

イギリスの演技コーチとのセッションで、観客と繋がる練習(毛糸をもってもらってお互い引っ張りあうエクササイズやゲーム)や、自分がエネルギー体となり会場の空気を揺らすイマジネーションを駆使した身体的ムーブメントなどは今後の俳優人生にとっても大変勉強になりました。

頭で考えてばかりでは現実は動いていかない。身体を動かし、今ここにある感覚が大切だと実感しています。

当日のスピーチは、YouTube、TEDx公式に アップされるのでまたご報告します#TEDxUSH

 

プロフィール

川嶋一実
川嶋一実
週末女優-女優×製薬会社OL-
聖心女子大学卒。現役OLかつ国内外で舞台・映画出演の他、メディアでの執筆や聖心女子大学哲学科芸術学の授業で特別講師として招かれるなど活動の幅は多岐に渡る。
2011年人生の転機を求めてひとりニューヨークに飛び込み、翌年アメリカで舞台『HITOMI』に主演。
以降、女の二人芝居『たまことゆかり』(作:五戸真理枝/文学座)をプロデュース・主演したり、ドイツの報道番組に密着取材を受け独自のライフスタイルが紹介された。
TEDxTalksで「飛び込む力で自分の道を切り開く」をテーマにスピーチし、2020年に動画が公開される。今後は映画製作に挑戦。
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